幕末、文久三年（1863年）。

江戸育ちで蘭方医の娘である主人公・雪村千鶴は、
連絡が途絶えた父を捜すため一人で京の都を訪れる。

見知らぬ都で浪人たちから逃げる彼女が遭遇したのは、
血に飢えた異形の者と彼らを切り伏せる新選組だった。
この出会いにより、千鶴は新選組と共に父の行方を捜すことになる。

やがて幕府関係者や敵側の尊王攘夷志士とも関わりつつ、
新選組の事件に巻き込まれていく。
その中で新選組に隠された秘密や恐るべき力を持つ謎の敵の存在、
そして千鶴自身の出生の謎を知ることになる。

幕末という激動の時代のなかで、
己の信念を貫いて刃を振るう新選組と、
彼らと共に歩むこと選んだ少女の物語である。